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スワップポイントが魅力の新興国通貨 南アフリカランドの特徴

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高金利通貨として有名な南アフリカランド

南アフリカの国旗

南アフリカランドは新興国通貨であるため為替変動が大きくなりやすい点や、国家や政治的な安定性が先進国に比べて低いことが挙げられますが、大きなスワップポイントが魅力の通貨です。
南アフリカランドは「ZAR」と表記されます。

南アフリカの基礎データ

南アフリカについての基本的なデータは以下の通りです。

人口 約5,590万人
面積 約122万平方キロメートル
首都 プレトリア(人口約292万人)
公用語 英語、アフリカーンス語、バンツー諸語(ズールー語、ソト語ほか)の合計11言語
産業 農業:果樹・穀類栽培、牧畜
鉱業生産物:金・ダイヤモンド・プラチナ・ウラン・鉄鉱石・石炭・銅・クロム・マンガン・石綿
工業:食品・製鉄・化学・繊維・自動車等
主要貿易相手国 <輸出>中国、米国、ドイツ、ナミビア、ボツワナ、日本
<輸入>中国、ドイツ、米国、インド、日本
GDP 2,954.5億米ドル
民族 黒人(79%)、白人(10%)、カラード(混血)(9%)、アジア系(2%)

南アフリカは、アフリカ諸国及び開発途上国のリーダー的存在です。アフリカ大陸で最大の経済大国として、アフリカ諸国をけん引する立場にあります。

豊富な天然資源を有し、特に金、クロム鉱、白金(プラチナ)、バナジウム等の生産量、埋蔵量は世界トップクラスに位置しています。

現在は金融や保険などサービス業の比率が高まっており、鉱業のGDPに占める比率は低下していますが、貿易では依然、金・プラチナ・ダイヤモンドなどの鉱物への依存度が高い状態が続いています。豊富な鉱物資源を背景に、これらの鉱物の輸出に規制をかけるようなことがあると、世界経済へ大きな影響を及ぼすことになります。

南アフリカの政策金利の推移

南アフリカの政策金利は下記のように推移しています。
南アフリカ政策金利

2008年には12%という時代もありましたが、リーマン・ショック以降は経済状態の悪化を背景に継続的に政策金利を下げ、現在は6.75%となっています。

政策金利の引き下げを行ったとはいえ、先進国と比較すると依然として高い水準にあるため、FXで南アフリカランドを取引する投資家の間では、買いポジションを保有することによるスワップポイントの受取を狙った、長期的な運用を目指す投資家が多いのが特徴です。

南アフリカランドの特徴

高金利通貨として人気の高い南アフリカランドですが、取引をするにあたり注意しなければならない点があります。

市場での流動性が低く、取引量が少ない

南アフリカのような新興国の通貨は、米ドルやユーロ、円といった他のメジャーな先進国通貨と比べ市場での流動性が低く、取引量が少ないという特徴があります。

また、アフリカ最大の経済大国といってもあくまで他のアフリカ諸国と比べた場合の話ですので、通貨としての信用力もそれほど高くなく、世界的な金融危機などの事態が発生した場合には外国の資本が急激に引き上げられ、通貨価値が暴落するといったリスクが顕在化することもあります。

実際、過去の為替レートの推移を見てみても、2008年に発生したリーマン・ショックの際には、南アフリカランドは対円でそれまで12円台であったものが一気に7円台後半へ大幅に下落しました。

失業率が高い

南アフリカは失業率が高い状態が継続しています。平均して20%を超えるなど新興国のなかでも突出しており、若者の失業率が特に高いことも大きな社会問題になっています。また、人種間の格差が大きいのも特徴です。政権も有効な対策を打ち出せていないのが現状です。

なお、南アフリカはかつて「アパルトヘイト」が行われ、黒人が差別された歴史をもつ国です。現在はアパルトヘイト自体は終結していますが、さまざまな局面で黒人層の地位向上を目的にした行動がみられることがあります。

難しい歴史的背景をもつがゆえ、国民の意思の表現として、しばしばストライキが発生します。過酷な労働環境や貧困・格差に対する不満などを原因とした労働ストライキが発生すれば、経済に大きな影響を与えかねません。このような悪影響が常に懸念されるなど、国内情勢は必ずしも安定的とはいえません。

慢性的な電力不足

近年の南アフリカは、発電施設の老朽化によって電力供給能力が低下しており慢性的な電力不足に陥っています。

電力の不足は、国内の経済活動に大きく影響しており、特に鉱山会社は大きな電力を必要とする掘削機などの設備を有していることから、電力供給がままならなければ採掘計画の遅れとともに採掘コストが上昇し、採算が合わなくなる可能性があります。

大規模な停電がたびたび発生すれば、南アフリカの信用力も低下し、通貨も大きく変動するおそれがあります。

政情不安や社会問題

南アフリカ自身の政情はアフリカ大陸の中では比較的安定しているものの、周辺諸国には、紛争や内乱など、政治の不安定な国が多数存在しています。そうした不安定な国の影響を受けて為替レートが大きく動く可能性があります。

また、国内においても様々な社会問題を抱えており、教育水準の低い非白人の貧困や高い失業率、貧富の格差、世界最悪クラスと言われる治安、エイズの蔓延など、解決すべき課題が多いのも事実です。

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