トルコリラ(TRY)で実現!長期スワップ投資戦略

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高金利通貨として人気のトルコリラ

トルコの国旗

トルコリラは政策金利を高く保っていることから、FXの世界ではスワップポイントを狙った投資に用いられることが多い通貨です。

トルコの政策金利は2018年5月から急激に上昇し、現在の政策金利は24%です。

日本の金利とは比べ物にならないほど、圧倒的な高金利です。

トルコリラは通貨としてはメジャーとは言えませんが、取り扱っているFX業者も複数あるため、スワップポイントやスプレッドの有利な業者を選ぶことができます。

1万通貨を買った場合のスワップポイント

トルコリラを1万通貨買った場合、1日当たり80円から100円ほどのスワップポイントを獲得することができます。

ここでは、1日当たり80円として損益をシミュレーションします。

通貨単位 スワップポイント/日 スワップポイント/年
1万通貨 80円 29,200円

1年間保有することで、29,200円のスワップポイントを得ることができます。

2018年1月の為替レートの水準を前提に、購入時のレートを30円とし、ロスカット率を30%とした場合、どこまでの下落であればロスカットにならないかを計算すると以下のようになります。

レバレッジ 必要資金 年利 ロスカットレート
1倍 300,000円 9.73% 9.0円
2倍 150,000円 19.47% 19.5円
3倍 100,000円 29.20% 23.0円

レバレッジ1倍で行う(レバレッジをかけない)場合、投資資金は30万円必要です。

この場合、レバレッジをかけていない状態でも年利は9.73%となり、超低金利が続く日本とは比べ物にならない利回りとなります。

しかも、ロスカットレートは9.0円であり、30円で購入した時から21円の大幅な下落にならない限りロスカットされません。

レバレッジを2倍、3倍と上げていけば利回りも跳ね上がっていきます。

同時に、ロスカットされる為替レートの水準も上昇していくため、危険性は増していきます。レバレッジを3倍にした場合、投資資金は10万円で済みますが、為替レートが23円に下落するとロスカットされる水準に達します。

トルコリラのような高金利通貨はドル円のようなメジャー通貨に比べてレートの変動が激しいことも考えられ、情報も少ないことから思いもよらないタイミングで急激な変動を起こすことがあります。

年単位で長期投資する場合には、レバレッジ3倍の水準だと少し危険性が高いといえます。

※実際には日々のスワップポイントが加算されていくため、時の経過に伴ってロスカットが発動されるレートは下がっていきます。

年120,000円(月10,000円)のスワップポイントを獲得するには?

スワップポイントとして、年間120,000円(1ヶ月に10,000円)を獲得するためのポジションを考えてみます。

レバレッジ 通貨単位 年利 必要資金
1倍 4.1万通貨 9.73% 1,232,877円
2倍 4.1万通貨 19.47% 616,438円
3倍 4.1万通貨 29.20% 410,959円

年間120,000円のスワップポイントを得るためには、レバレッジ1倍の場合、約123万円の資金が必要です。

レバレッジ2倍の場合は約61万円、3倍だと約41万円となります。

ロスカットのリスクを限りなくゼロにするレバレッジは?

上の例では、レバレッジ1倍であってもロスカットされるリスクはゼロではありません。

では、さらに安全策をとり、ロスカットのリスクを限りなくゼロにするためのレバレッジはどのくらいでしょうか(1万通貨を買う場合)。

通貨単位 ロスカットレート 口座資金 レバレッジ
1万通貨 9.0円 300,000円 1.00倍
1万通貨 5.0円 357,143円 0.84倍
1万通貨 1.0円 414,286円 0.72倍
1万通貨 0.0円 428,571円 0.70倍

為替レート30円で買ったトルコリラ(1万通貨)が、計算上は為替レートが0円になってもロスカットされない水準は、レバレッジ0.7倍です。

レバレッジ1倍であってもロスカットされる水準(為替レート:9円)まで下落することはほとんど考えられないと言えるほどの水準ですが、さらに口座の資金を増額してレバレッジを下げていくとロスカットのリスクを極限まで下げることができます。

最も重要なのは「ロスカットされないこと」

スワップポイントを狙って長期投資を行う場合、為替レートの変動によりロスカットされてしまっては投資戦略としては失敗です。

危ないと思ったら口座の資金を増額させるか、ポジションを減らすことを検討しましょう。

FXにおける長期投資では、レバレッジを十分に低く抑え、日々の為替レートの変動に惑わされない投資スタンスが重要です。

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