サーキュレーターは、扇風機を小さくしたような見た目で、風を発生させるという点では共通しています。
しかし、人に向けて涼むための扇風機とは異なり、サーキュレーターは竜巻状の風を直線的に発生させることにより空気を循環させ気流をつくることが目的の便利アイテムです。
サーキュレーターの使い方とおすすめのモデルを紹介します。
サーキュレーターの使い方
サーキュレーターは人に向けて使用するのではなく、部屋の対角線の壁や、天井に向けて風を送るように使用します。
そうすることにより、風が部屋中に行き渡り、まるで自然の中にいるような心地よい気流が生まれます。
また、サーキュレーターを冷暖房と併用することにより、設定温度を夏は2~3度高く、冬は2~3度低くしても室内の温度を快適に保つことができ、省エネにもつながります。
エアコンの風が苦手という場合にも重宝します。
さらに、日当たりの悪い部屋に住んでいる場合や梅雨の季節など、洗濯物を室内に干すことが多くあります。
そんなときに、締め切った部屋では乾きが遅くなり、ニオイも気になります。
サーキュレーターを使えば、強力な風で洗濯物を効率よく乾かすことができます。
おすすめのサーキュレーター
数あるモデルの中から、性能に優れ、デザイン性も高いおすすめのサーキュレーターをピックアップしました。
なお、いずれも価格はやや高めのものを選んでいますが、サーキュレーターは長時間連続して運転させることが多いため、安くて耐久性のないものだとカタカタと音がするようになったり動かなくなったりして、結局買い直すことになってしまうため、最初からある程度しっかりしたものを選んだほうがお得です。
ボルネード サーキュレーター モダンモデル ブラック
世界で初めてサーキュレーターを開発したアメリカのメーカー、ボルネード(Vornado)のサーキュレーターです。
歴史のあるメーカーで、サーキュレーターの最大の特徴である風の循環技術には定評があります。
高さ28.6cmとコンパクトながら、ボルネードならではの傾斜の深いプロペラにより効率よく大量の風を送ることが可能となっています。
角度は真横から真上(0~90度)まで動かすことができるため、用途に応じて送風角度の微調整が可能で、置き場所を選びません。
同じサイズのサーキュレーターと比べるとやや音が大きいですが、1番弱い風量であれば寝室で使ってもそれほど気にならないレベルです。
風量は背面のスイッチで切り替え、3段階の調節が可能です。
どうしても静かなものを選びたいということでなければ、音が大きいというデメリットを上回って余りある性能があります。
見た目は、やや光沢のあるブラックで、丸みを帯びたデザインもおしゃれです。
部屋のインテリアに違和感なく溶け込みます。
プリズメイト(阪和) メタルサーキュレーター12インチ
メタルの重厚感がおしゃれなサーキュレーターです。
こちらは全体がメタル素材でできており、プラスチックで出来ているほかの多くのサーキュレーターとは雰囲気がまったく異なります。
モダンで洗練されたインテリアにぴったりです。
風量は3段階(弱・中・強)に調節可能。
風向きも下13度から上122度まで自在に調節することができます。
高さは37cmですが、持ち運びに配慮したデザインとなっているため、床に置いても棚の上など少し高いところに置いても、違和感なく使用できます。
なお、こちらのサーキュレーターには「アロマパット」が付いています。
アロマパッドにアロマオイルを数滴含ませて運転することで、好きな香りを部屋中に循環させることができます。
サーキュレーターとしては珍しい機能ですので、アロマ好きには特におすすめです。
アイリスオーヤマ サーキュレーター 静音 上下左右首振り リモコン付き タイマー機能付き
比較的リーズナブルで機能的な新商品を次々と発表することで知られる、アイリスオーヤマのサーキュレーターです。
こちらは、静音設計が特徴で、就寝時に運転させていても気になりません。
寝室用のサーキュレーターとして使用したい場合に、とてもおすすめのモデルです。
また、風向きも上下方向のみ調節可能なサーキュレーターが多い中、こちらは左右方向への首振り機能がついています。
より広い範囲に効率的に風を届けることが可能となっています。
さらに、風量を変化させることができる「リズム送風」機能や、部屋干しの洗濯物を早く乾かすための「衣類乾燥モード」がついています。
上記2つのモデルと比べるとやや風量が弱い印象ですが、音の静かさと機能の豊富さがこのモデルの大きなポイントと言えます。
パナソニック サーキュレーター/扇風機 創風機Q 首振りスタンドセット
近未来型の斬新なデザインが魅力のパナソニックのサーキュレーターです。
丸いボールのような形をしており、サーキュレーターとしての機能にとどまらず、インテリアとしても目を引きます。
運転時には、球体の中の部分が青とオレンジの2色に点灯します。
球体の直径は約25cmとコンパクトなつくりになっており、持ち運びに便利なことに加え、サイドテーブルなどの狭いスペースに置くこともできます。
もちろん性能も高く、吸い込んだ空気を高圧化して気流を作り出すターボファンが内蔵されており、直進的でパワフルな風を遠くまで届けることができます。
また、首振りスタンドがセットになっており、360度途切れることなく回せるようになっています。
そのため、部屋の中にまんべんなく風を行き渡らせることができます。
なお、このモデルはサーキュレーターとしての機能のほか、扇風機として使用するための機能も備わっており、1台で2つの役割を兼ねています。
おすすめサーキュレーターまとめ
サーキュレーターは空気を循環させるという目的は同じでも、機能面・デザイン面で多くの種類があります。
商品を選ぶ際は、風量と音の大きさがポイントになることが多く、どのような目的で使用するのかによってポイントが異なってきます。
今回は、性能が高いものの中からデザイン性に優れたモデルを紹介しました。
購入を検討する際には、ぜひ参考にしてみてください。