ゆうちょ銀行の預入限度額が、2019年4月1日から変更となりました。
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ゆうちょ銀行の預入限度額
ゆうちょ銀行は、2007年10月1日、当時の日本郵政公社が民営化・分社化して誕生した金融機関です。
政府が株式の過半数を握る日本郵政の子会社として位置づけられています。
預入限度額の引き上げ
ゆうちょ銀行の限度額は、これまで何回か引き上げられています。
2016年3月までは、長い間1,000万円が上限とされてきましたが、2016年4月に25年ぶりに1,300万円に引き上げられました。そして、2019年4月からはこれまでの額から倍増され、2,600万円となりました。
限度額の過去の推移は次のとおりです。
- 1988年4月~ : 500万円
- 1990年1月~ : 700万円
- 1991年11月~ : 1,000万円
- 2016年4月~ : 1,300万円
- 2019年4月~ : 2,600万円
2019年4月からは、通常貯金と定期性貯金の限度額が、それぞれ1,300万円となり、合計で2,600万円が上限となりました。
なお、これまでは通常貯金と定期性貯金を合わせた限度額しか設けられていませんでしたが、2019年4月の改正から、通常貯金と定期性貯金のそれぞれについて別々に限度額が設けられています。
限度額の引き上げのメリット
預入限度額の引き上げによって、他の金融機関からは預金が流出するなどの懸念から「民業圧迫」との指摘があるものの、利用者にとってはメリットがあります。
利用者としては、退職金などのまとまった額を預け入れることができるようになることに加え、過疎地などで郵便局以外の金融機関がない地域ではこれまで以上に利便性が高まることになります。